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過積載の利回りについて

売電単価が毎年低下している事から、利益確保をする方法として“過積載”という方法があります。
現在では一般的な設計方法となっていますが、認知されてきたからこその間違いなども見掛けるようになりました。
特に重要なのが、“発電シミュレーション”です。過積載は従来の設計方法と考え方が変わり、シミュレーションの出し方も違ってきます。

過積載の仕組みを理解し、また発電シミュレーションを見比べなければ、間違いに気付く事が出来ません。発電シミュレーションに誤りがあると、利回りや収支計画に違いが出て、メーカーからの出力保証にも関わってきます。
誤算により“過積載”という手法に不信感が付きまっとってしまうことは明らかなので、避けたい事です。
大切な事は、設計内容をしっかり理解し、最適なシミュレーションを行う事です。メーカー提供の過積載専用シミュレーションを用いて信頼あるデータに基づき実行すれば、過積載は太陽光投資で利益を出せるようになります。


[過積載シミュレーションの誤りについて]
“過積載”をした際の発電シミュレーションでとても重要な事は、ピークカットの考慮となります。
従来の定格出力に合わせた設計は“なるべくピークカットをしないように”という方法でしたが、過積載設計は“どんどんピークカットさせる”方法になります。

ピークカットとは、それ以上の発電量を捨てるという境界です。過積載の発電量を測る時、ピークカット分をマイナスして考えます。

※従来のシミュレーションソフトを用いてしまうと、ピークカット分も含まれた数値が出てしまいます※

太陽光発電はかなり普及してきたので、メーカー制/民間性ともに多くの発電シミュレーションソフトが入手可能ですが、従来使用されていたシミュレーションはピークカットの事を考えていない作りの為、過積載設計に対応していない物が多い状況です。
なので、日照量データと発電出力を掛け合わせた数値が算出されているだけで、その状態で過積載のシミュレーションを出すとなると、発電量が水増しされた数値になってしまうのです。

[発電シミュレーションが水増し状態だと何が困るのか?]
利回り計算が、不正確になります。
※利回り計算は『売電単価×年間発電量÷商品価格』
売電単価が高かったり商品価格が安かったりした場合、利回りが高くなります。年間発電量が多い場合も利回りが高く計算されます。
利回りが高い=収支利益が大きいという事ですので、商品価値が高く見積もれると言うことになります。
過積載物件なのに、過積載専用シミュレーションを使用せず年間発電量を算出している場合、利回りが変に高い物件が出来上がってしまう為、メーカー保証対象地とのギャップが生まれます。
そうなると、メーカーにも出力サポートをしてもらえないという事態になってしまいます。
ローン返済にも影響してきますので、シミュレーションを軽視できません。
余裕を見たシミュレーションから収支計画を作成するのと比べると、水増し数値の場合常にシミュレーションのギリギリラインを上下することになり長期安定利益型なはずの太陽光投資のメリットが台無しになってしまいます。

水増しシミュレーションの怖いところは、少なくとも一年は被害に気付けないところにあります。思っていたほどの発電量ではないなと感じても、初年度なのでそんなものかと様子を見てしまいがちです。

太陽小発電の利回りを見るときは、契約前にメーカー側より出されたシミュレーションを必ずもらって、発電量を確認してください。

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