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積雪の季節。発電するパネルの角度

雪トラブルのおきやすい発電所・おきにくい発電所、発電所の雪トラブルを回避する方法と、1年を通じて重要となるパネルの角度ちと架台の高さについてみていきましょう。

2018年度は全国各地で大雪によるトラブルが起こっています。特に雪に馴染みのない地域でも大雪が降る日もあり、今年は雪が多いと感じる方もいらっしゃると思います。
降雪量が多い時、発電にどんな影響が出るのか。

◆雪の影響①:積雪による発電量低下◆
多くの雪が降ると太陽光発電事業にも、大きな影響が及んでしまう事があります。太陽光発電にとって、雪の影響で一番困るのは積雪です。
パネルの上に雪が積もる事によって、太陽光がパネルに届かず発電が止まってしまいます。
積雪の場合、周辺一帯にも降り積もっている為、一部のパネルだけでなく全てのパネルに影響が及びます。

◆雪の影響②:架台に負担が掛かり、倒壊リスクがUP◆
発電量の次に心配なのが、雪の重みによる架台の倒壊です。
野立てに限らず、屋根の上で発電を行っている場合も注意が必要です。雪が大量に降り積もった場合、その雪がパネルの上を滑り落ち通行人にぶつかってしまう、車を凹ませてしまうなど大きな事故に繋がってしまう事もあります。

-安全発電を続ける為に気を付ける事-
豪雪地帯以外の地域では、あまり雪対策がなされていないケースが目立ちます。
今年のように「こんなに降るとは・・・」というエリアでも積雪があるようなときは、対策を講じていないと非常に大きな売電減少リスクを背負うことになります。
具体的な対策を見ていきましょう。
■パネルに雪がかぶっている発電所
 パネルの角度・・・10度  / 架台の高さ・・・低い
■パネルに雪がかぶっていない発電所
 パネルの角度・・・20度  / 架台の高さ・・・1.5m以上
パネル角度が低く、架台の高さも低い発電所は雪が積もってしまい、20度のパネル角度・1.5m以上の架台高を担保出来ている発電所は、パネルの積雪が見られません。

-パネルの角度・架台の高さで気をつける事-
パネルの最適な角度は一般的には30度と言われていますが、あくまでも発電量の面においての目安になります。
実際には地域や方位などにより適正角度は異なりますが、それでも10度は緩やかすぎます。
それでも設置角度10度の発電所があるのはなぜか。
パネルの角度を緩やかにすると、隣接するパネルの影が短くなります。その為、アレイの感覚を短くする事が出来ます。
その事から「たくさんのパネルを売りたい」考える業者は10度を勧めてくる事があります。
またこういった業者の場合、基礎工事を安く抑えようと考え、設置工事が楽な傾斜10度による設置を行いたがります。
架台に関しても背が高い方がコストも掛かります。業者の勝手な都合でパネルの角度が10度にされているような場合は、架台も低く設定されています。
角度が緩いパネルには当然雪が降り積もりやすくなりますし、されに架台も低いとなると地面までも近いわけですから地面に積雪して雪もパネルの下から迫ってくる形となり、最終的には雪によって上下を隠されてしまうような事になってしまいます。
パネルの角度が20度ある発電所は雪がうまく滑り落ち、かつ架台の高さも十分ある為滑り落ちた雪と地面に降り積もった雪からの影響も出ないようです。

-パネル角度と架台の高さは積雪問題に限らず年間を通して重要-
積雪問題に対してパネルの角度・高さは重要である事が分かりましたが、実はこの問題は雪だけに限らないのです。
設置角度が緩い場合、太陽が高く上がらない冬場には発電量が低下します。またチリ・埃などが溜まりやすく、雨でもなかなか流れてくれません。結果的に一年を通して大きな発電低下リスクを抱えてしまう物件となるのです。

それなら角度をしっかりつけたほうがいいのかという疑問があると思います。
最適な角度は地域や方位によって異なりますが、極端な傾斜はよくありません。風害のリスクが高まる為です。
特に台風の多い日本では適正な角度でパネルを設置しなければ、風を受け止める面が広くなってしまう為、架台に大きな負担をかけてしまいます。

積雪地帯への設置を検討中の方はもちろんの事、どんなエリアでもしっかりとしたシミュレーションを行い、最適傾斜をご提案させて頂きます。
一度ご相談下さい。

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