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家庭用太陽光発電と産業用太陽光発電システムの違い

太陽光発電システムには、家庭用と産業用の2種類あります。その違いを見ていきましょう。

-家庭用太陽光発電システム-
設置場所:自宅の屋根が一般的
パワーコンディショナ:2~5kW用
架台:屋根タイプに合わせたキットがパネルメーカーより販売されている
売電方法(2018年度):余剰電力買取制度
           調達価格・・・26円(抑制対象地域は28円)
           調達期間・・・10年間

-産業用太陽光発電システム-
設置場所:ビルの屋上・森林・沿岸部など設置場所も様々
パワーコンディショナ:10kW
架台:屋根に設置するケースも少なく、特注品
売電方法(2018年度):全量買取制度
           調達価格・・・19円
           調達期間・・・20年間

住宅で発電された電力は、まず家庭用の電気として住宅内で消費され、余った分を電力会社に売るという仕組みになっています。このことを[余剰電力買取制度]といい、10年固定で適用されます。これに対し産業用太陽光発電は、平成24年に余剰電力買取制度から[全量買取制度]へ変更になり、発電された電力の全量を売る事が義務付けされており、期間も20年間固定となっています。

この2つの買取制度は、再生可能エネルギーの普及を目的に平成24年7月に制定された「再生エネルギー固定買取制度」といいます。この制度により固定価格で長期間売電出来るようになり、産業用太陽光発電で安定した収益を得る方も増えてきています。エコに貢献している太陽光発電は、今新たなビジネスとしても注目を浴び始めています。

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