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変換効率と実発電量

太陽光発電でよく耳にする「モジュール変換効率」ですが、これはあくまでも発電量を推測する為のめやすいに過ぎず、売電で儲かる為には実際の発電量である「実発電量」が大きくないと意味がありません。
モジュール変換効率が高ければ、実発電量も大きくなるのではないのかと思いこまれている方が多いですが、実は必ずしもそうとは限りません。
売電で儲かる為には、まず「変換効率が高い=実発電量が大きい」と考えず、その関係性をきちんと理解する事です。そして、その正しい理解の上で、設備費用に対して最大の発電量を得られるような、太陽光発電システムを構築する必要があります。

-モジュール変換効率とは-
まず、[モジュール変換効率]というのは、1㎡あたりに受けた太陽光エネルギーのうち、何パーセントを電力に変換できるかを洗わず数値で、太陽光エネルギー(W)に対する、出力エネルギー(W)の割合で決まります。
つまり、1㎡に対して100Wの太陽光を受けて、15Wの電力を生み出す太陽光パネルがあった場合、その変換率は15%になるという事です。
メーカーが発表している「モジュール変換」は、世界共通の基準で測定する必要がある為、光の強度や温度など、その測定条件が統一されています。
測定テストには光の強度を一定に保つため、疑似的に太陽光を発生させるソーラーシミュレーターが使用され、①太陽光発電パネル25℃ ②1㎡あたり1,000W ③1.5AM(エアマス。日の角度の単位)という3つの条件の下で測定されます。


-変換効率はあくまで目安-
上記の条件はあくまで、変換効率を公平に測定し比較する為のものにすぎず、実は日本においてこの条件と同じ状態になるのは、1年でわずか2~3時間程度と言われています。
測定テストでは1㎡あたり1,000Wの太陽光を測定条件としていますが、実際の晴天時でも得られる太陽光エネルギーは、だいたい600~800W程度になります。
逆に1,000Wに達するほどの直射日光を浴びると、今度はパネルの温度が上昇する事になり、晴天時のパネル温度は25℃を上回る事が大半です。
つまり太陽光が1,000Wでパネル温度25℃というのは、現実にはほぼあり得ない状況であり、この条件での測定値である「発電効率」はあくまで目安に過ぎないという事が分かります。
それでは、売電で儲かる為に実際の発電量である「実発電量」を最大化する為にはどうすれば良いのでしょうか。


-実発電量を大きくするポイントはまず「設置面積」-
モジュール変換小瓜生というのは、あくまで同じ「面積」当たりの発電量を比較する為の数値です。
変換効率の高いパネルほど、同じ「発電量」あたりの設置費用は高額になる傾向がある為、利益は出にくくなります。売電で儲かるにはあくまでも、「設置費用」という支出に対して「発電量」による収入が大きくなることが重要になります。
屋根が広くて設置面積を大きくできる場合や、農地や空き地などに設置する場合などは、変換効率は重視する必要はありません、しかし、最終的に儲けへ直結するのは変換効率よりも、「設置費用に対する発電量」であるという事は覚えておくといいでしょう。

-もう一つ重要なポイントは「太陽光パネルの特性」-
太陽光発電パネルには、温度が上がると発電効率が下がる、パネルの一部に影が落ちるだけでパネル全体の発電効率が下がる、太陽光が強い時と弱い時で発電効率が変わるなど、実発電量に大きく影響する特性があります。
メーカーや商品によってこれらの特性の出やすさに差がある為、設置面積や屋根の形状、気候などとの相性を考慮し、パネルを選択する必要が出てきます。
例えば年間を通して日差しが弱い気候の場合や、屋根の方角が南向きでない場合などは、低照度でも発電効率の落ちにくいパネルがいいでしょう。
周りに高い手者や高い気が立っていてパネルに影が落ちる時間帯がある立地なら、影に強いパネルを選んだほうがいいかもしれません。
日差しが強くパネルが熱くなりやすい地域なら、高温に強いパネルという事になります。
太陽光発電パルにはメーカーや商品により様々な特性がある為、太陽光発電システムの導入には、こうした特性を考慮する事が必要になります。

このように売電収入に直結する「実発電量」は、太陽光パネルの特性・設置面積・屋根の形状・設置場所の条件の組み合わせにより決まります。
それに加えて売電で儲かるに為には、設置費用とのバランスを考慮に入れる必要もありその計算は複雑です。
ぜひ一度ご相談下さい。

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