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水害時の太陽光発電への注意喚起

太陽光発電システムには、常時電気が流れています。周囲に水分が多い状況だと、感電のリスクは増します。
普段の雨や積雪は、製品設計の中で対処がされています。昨今増えている異常な雨量に関しては、“自然災害”として特別な注意が必要になります。

*太陽光発電協会(JPEA)からの注意喚起*
太陽光発電協会の公式サイト、2015年作成の太陽光発電システムの災害時における対象方法の資料があげられました。(2017/7/6)
------以下引用-----
太陽光発電設備が水害によって被害を受けた場合の対処について
1.水没・浸水時の注意事項
太陽光発電設備のパワーコンディショナや、太陽電池パネルと電線との接続部は、水没・浸水している時に接近又は接触すると感電する恐れがありますので、近づいたり触れたりしないようにしてください。
漂流物などにより、太陽電池パネル、集電箱及びパワーコンディショナが破損したり、接続している電線が切れたりしている場合は、水没・浸水時に近づくと感電する恐れがありますので、近づかないようにしてください。
2.被害への対処に向けての連絡
被害への対処の実施にあたっては、50kW 未満の太陽光発電施設の場合は販売施工事業者に、 50kW 以上の太陽光発電施設の場合は選任されている電気主任技術者に連絡し、対策をとってください。


3.太陽電池パネルの取り扱い
水害によって被害を受けた太陽電池パネルは、絶縁不良となっている可能性があり、接触すると感電する恐れがありますので、触れないようにしてください。
復旧作業等でやむを得ず取り扱う場合でも、素手は避けるようにし、感電対策(ゴム手袋、ゴム長靴の使用等)などによって感電リスクを低減してください。
又、複数枚の太陽電池パネルが接続されたまま飛ばされたり流されたりした場合は、接続活線状態であれば日射を受けて発電し高い電圧/電流が発生するため、周辺にロープを張るなど、関係者以外が不用意に立ち入らないような対策を実施することが必要です。

4.パワーコンディショナの取り扱い
浸水したパワーコンディショナは、直流回路が短絡状態になる可能性があり、太陽電池パネルが活線状態の場合には、短絡電流が流れることでショートや発熱する可能性があります。ショートしている状態が見える場合には、販売施工事業者に連絡し、対応をとってください。
取り扱いにあたっては、安全のため感電対策(ゴム手袋、ゴム長靴の使用等)を行うとともに、パワーコンディショナの遮断器を解列することを推奨します。

以上

-水害時の危険性と対処法-
1.基本近づかない事
水没・浸水していた場合、感電しやすくなっているので、特別なことがない限り絶対に近づかない。


2.雨上がりに注意
太陽光蓮電システムは機械の為、水に浸かると壊れてストップするし大丈夫と思われがちですが、パワーコンディショナ等のその他機器は、過剰な水没により高確率で故障してします。ですが、太陽光発電が他の発電システムと違う所は“何もしなくても太陽光パネルが自動的に発電してくれる”という事です。
太陽光エネルギーから直接的に発電するので、太陽光パネル自体に機械的な電源は必要ありません。
水没で機械が壊れているかもしれないと日照時にシステムへ接触してしまうと感電するという事故が発生しかねません。

3.業者へ速やかに連絡
システムの点検・修理等を行う際は、依頼した設置業者または電気主任技術者を選任している場合はそちらへ連絡・依頼をして、すべて任せましょう。

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