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フリッカとは?太陽光発電で第三者の照明にチラツキは発生!?

パワーコンディショナーに搭載されている「単独運転検出機能」が要因となって、照明のチラツキなどの減少を引き起こし、周辺の建物に迷惑を掛けてしまう「フリッカ」と呼ばれる現象が、問題となっています。
そこで2017年度の製造番号製品より、パワーコンディショナーの新たなフリッカ対策として「フリッカ対策Step2.5」の対応が始まっています。
発電設備が要因で第三者に影響が出てしまうこのような現象に関しては、発電事業者様が対策に関する負担を行う事が原則とされていますので、事業者様は念頭に入れておくようにしましょう。

◎フリッカとは?◎
フリッカとは、電線路の電圧変化が連続的に繰り返される現象です。
フリッカが発生すると、例えば照明が明・暗を繰り返すチラツキ現象などが発生してしまいます。
フリッカを引き起こしている原因のひとつが、パワーコンディショナーに搭載されている「単独運転検出機能」によって、大量の無効電力(負荷と電源を往復するだけで消費されない電力)が電線内に注入されてしまっている事だと言われています。
※つまりフリッカ現象は、パワーコンディショナーそのものに問題が起こって発生している現象ではありません。

◎「新型単独運転防止機能」を搭載したパワコンの設置が増加◎
系統に注入される無効電力の量を減らせば、フリッカを低減させることが出来るわけです。
そこで増えているのが、「新型単独運転防止機能」を搭載したパワコンの設置数です。

◎JEMAが進めるフリッカ対策Step2.5とは?◎
JEMA(一般社団法人 日本電機工業会)は現在、フリッカ対策としてStep2の対策を実施していますが、恒久対策としてStep3の検討を始めています。
しかし、Step2の効果が局所的であるため、Step3の対応が完了するまで追加で婿電力量の低減対策が必要です。

◎フリッカ対策Step2.5とは?Step2からの変更点◎
フリッカ対策Step2.5では、Step2の対策に加え、次の2点を実施しています。

1)周波数フィードバックゲインを従来品よりも低減
周波数フィードバックゲインを従来品よりも低減する事で、単独運転検出に使用する無効電力量を減らす事が出来るようになります。
これにより、フリッカ発生の原因となっている無効電力が低減できるようになるという事です。

2)Sep2.5対策品を判別できる識別方法を実施
フリッカ対応仕様識別マーク(Ⓖマーク)を定格ラベルや外装箱につけるなどして、Step2.5対策品かどうかが分かるようにします。
※Step2では、Ⓕマークを利用

◎フリッカ現象への対策は、発電事業者が負担設定変更などでお悩みの方はご相談を◎
系統連系に関する契約要綱上、発電設備要因で電力品質面において第三者に影響を及ぼしてしまう場合、発電事業者様が対策に関する負担を行う事が原則とされています。

太陽光発電事業は20年もの長きにわたるものです。
周辺の方々への配慮の面でも、要請に応じる事をオススメします。

本件についてお困りの方は、埼玉県久喜市にある弊社に一度ご相談下さい。

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