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ストリングとは?組み方一つでリスクが変わる

太陽光発電を始めるにあたり、色々調べていくと“ストリング”という言葉が出てきます。
ストリングとは何なのか?
ストリングとは、太陽光パネルを直列でつないだブロックの事を言います。
小さなかたまりから説明すると、下記のようになります。
■セル<パネル(モジュール)<ストリング<アレイ■
つまりセルがパネルの最小単位になります。セルが集まりパネルを構成していて、そのパネルを直列で繋いだブロックをストリングと言い、ストリングを並列につないだ一つのかたまりをアレイと呼びます。

◎ストリングの組み方が発電量を左右する◎
通常ストリングは、左右のパネル同士を繋いで構成します。しかしこの繋ぎ方だと影のかかり方によっては、大きな発電機会ロスとなります。
どうすればロスを減らせるか。事前にしっかりと日陰のシミュレーションを立て、横(左右)につなぐ事だけにこだわらず、縦(上下)にも組むなど工夫をする事です。
そうする事により、無駄のないストリングの組み方が可能になります。
ただしパネルを並べて繋げるだけだからと素人でもできそうですが、発電効率を考えた組み方は非常に難しい為、専門的な知識・経験がなければ実現できません。

◎分散型パワコンと集中型パワコンの違い◎
リスク分散に関係する、パワーコンディショナーの知識も身につけておきましょう。
先ほど、「セル<パネル(モジュール)<ストリング<アレイ」という順に大きなかたまりになっていると説明しましたが、これらのかたまりは最終的にパワーコンディショナーにつなぐことになります。
そこで覚えておきたいのが、パワーコンディショナーの「集中型」と「分散型」という配置の違いです。
▲集中型
大型のパワコンで、たくさんのパネルを接続する事が出来ます。
ストリングの出力を接続箱で1本化してパワコンに送り込みます。
その為、設置場所の確保が難しく、故障時にはメーカー担当者による原因追求と修理が必要であり時間が掛かります。
修復するまでは、接続されているすべてのパネルに影響が出てしまう為、大きな発電ロスとなります。
▲分散型
接続されるパネルの数が少ない小型のパワコンです。
設置場所を選びにくく、設置工事も容易であり、場所を取らない分パネルの設置面積も増やしやすい傾向にあります。
また最大の特徴として、接続されるパネル数が少ないことで万が一、1台が故障しても影響を受けるパネルが少なく、且つ故障したパワコンだけを交換する事で復旧できるため、発電ロスを最小限に抑える事が出来るという点が挙げられます。

つまり集中型パワコンの場合、故障時は繋がっている全てのパネルに影響が出てしまい、ダメージが大きいのに対し、分散型の場合はリスクを最小限に抑える事が出来るという事です。

◎さらに効率を重視する仕組み◎
パワーコンディショナーを選ぶとき、MPPTという機能にも注目しましょう。
パネルの発電量を決定づける電圧と電流の組み合わせを探し、最大の発電量となるようにする機能がMPPTです。
この機能が付いているパワコンであれば、常に最大の電力を得られます。
大規模発電所等を検討している方には、大切な機能と言えます。

◎リスクを分散させる仕組みづくりを◎
ストリングの設計やパワコンの選定などにおいて、予めリスクを分散させながら最大発電量を得る仕組みを作っておくことが重要になります。
そうすれば、パネルに影や汚れがあったとしても、最小限に被害をとめる事が出来る為、発電ロスを大幅に回避する事が可能です。
その為に必要なのは、発電ロスのリスク回避について徹底的に計算してくれる業者に依頼するという事です。


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